●水泳指導安全指針の保護者説明会が(2013/3/18)

 本日、養徳小学校にて、来年度以降の水泳指導のための安全指針の保護者説明会が開かれます。「小学校における水泳指導の『手引』~安全管理を徹底するために~」、および「小学校の水泳指導における安全管理指針~夏季休業期間中の取組を中心に~」とされるものです。

 これに先立って、私たち両親には教育委員会から連絡があり、これらについての説明をしたいと言われました。私たちは、マニュアルの説明よりも前に、依然行われていない、事故の調査、検証の説明をして欲しいと要請し、教育委員会が検証結果とする文書が、送られてきております。

 

 しかし、その文書は、事故直後に学校側が作成した調査内容の焼き直しとしか思えない内容でした。

そこで、私たちは、以下の3点についての質問状を送付しました。

 

  1. 市教委独自の調査がなされたのかどうか、なされたなら、その実施状況の詳細について提示して欲しい。
  2. その上で、独自の調査を総合し、今一度、学校からの説明とは別の、第三者的な、あるいは俯瞰的な視点による、事故状況そのものついての説明を示してもらいたい。
    特に、一人の教諭が羽菜とかかわったあと、羽菜から離れて深い方へと進み、3年男子と鬼ごっこをして、プールの逆サイドで浮いている羽菜を発見するまでの時間については、羽菜の行動や、時間の経緯が不明。この時間について、事態が明確にならないまでも、どのような内容や事実が、調査の中で話されたのかについては、再度説明をしていただきたい。
  3. また、救命措置については、羽菜の生死を分けた可能性の高いものであり、当日の状況のもとでの、教員の役割分担、緊急処置が適正であったか否かについて、専門家を入れた検証結果を明らかにしてほしい。特にAEDの処置については、詳細な説明を求める。

 

 この度の文書の中でも、マスコミ等の発表でも、市教委は教諭の監視の不十分さは認めていますが、文科省の水泳指導の手引にも、京都市教委の指針にも水深については特に定めがなく、人員配置も市の基準に照らして、不備はなかったとしています。結局、担当教諭に責任を集約して、市教委にはなんら落ち度はなかったと言いたいのでしょうか。

その上で、改善策としてのマニュアルを作成しているとは、矛盾しているようですが…。

 

 保護者説明会に先立って、みなさまにご承知おきいただければと思います。長文失礼いたしました。もし、なにかご意見などおありでしたら、ぜひお知らせください。

 よろしくお願いいたします。

 

浅田羽菜 両親